ミュンヘン Munich 5月29日〜31日 地図 (Map)
宿泊:Best Western Hotel Atrium
【5月29日】
ホテルについたのは午後7時近くだった。駅から5分くらいのところにあるホテルだが、遠回りをして10分以上かかった。旧市街までは徒歩10分くらいだろう。小雨の中夕食を食べに出かけた。
ホテルはまあこぎれいで問題ないのだけれど、駅付近は工事をしているところが多く雑然としている。それに加えて、この辺りにはイスラム系の人たちが多く住んでいるらしく、道を行く7割以上がイスラム系に思えた。彼らを対象にした、レストランや日常品を売る店も多い。この界隈の町の様子は快適とはいえなかった。
旧市街中心付近まで20分ほど歩いた。祝日だったせいか、レストランは大変に混んでいて、40分ほど待たされた。初めからそれでもいいかと確認されたのだからしかたない。あまり待たせて悪いと思ったのか、ビールを一杯サービスしてくれた。
【5月30日 その1】
午前中、美術館を3つ見て、午後は科学博物館で過ごし、夜はバイエルン放送管弦楽団のコンサート。盛りだくさんの一日だ。美術館は、一番興味を引かれる絵の多そうなノイエ・ピナコテーク(Neue Pinakothek)をまず見て、アルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek)を見、最後に現代美術館(Pinakothek der Moderne)を見ることにする。道順的にも遠くにあるものから戻ってくる形になって合理的である。
【ノイエ・ピナコテーク Neue Pinakothek】
町の見物もかね、迷う時間も計算に入れて9時頃ホテルを出発したが、少々早かったようだ。開館15分ほど前に着いてしまった。開館と同時に入館。3館共通の入場券を求める。右の入場券はノイエ・ピナコテークで買ったもので、この券を見せると、他の2つの美術館にも入れる。(それぞれの館用にチケットをくれるはずなのだが、アルテ・ピナコテークではチケット売り場で「このチケットでいいのか」と訊いたら「構わない。」ということで、新しいチケットは貰えなかった。そのつもりでピナコテーク デア モデルネの中を歩いていたら、「バッジはないのか」と訊かれチケットを見せたところ、チケット売り場でこの館用のチケットに交換しバッジも貰ってこい」といわれた。)
印象に残った絵をあげておこう。ターナー(Turner)、ゲインズボロ(Gainsborough)、ジョージ・フリードリッヒ・ケルスティング(Kersting)、ルードウィッヒ・リヒター(Richter)、ゴッホ(Gogh)、アンソール(Ensor)、セザンヌ(Ensor)、ムンク(Munch)、ベックリン(Becklin)、ウォルター・クレーン(Crane)など。なかでも、ターナー、ゴッホ、セザンヌ、ベックリンに強い印象を受けた。ゲインズボロも訴えてくるものがあった。ケルスティングは見たとき何かほっとするような暖かみを感じた。リヒターはこの種の絵の代表として一枚選んでみた。近頃ルノアールはそれほど好きでなくなったが、ゴッホはいつ見てもすごいと思う。ムンクはベルヴェデーレで2枚見たが、ここで見たのが私の思っているムンクに一番近かった。(ゲインズボロを除き絵葉書を複写。ゲインズボロはインターネット検索。)