新しい年は辰年です




明けましておめでとうございます。

 辰年の年賀状のデザイン、考えあぐねていました。そんな時日向薬師の手水場で竜が水を吐いているのを見ました。写真に撮って(右の写真)、これを年賀状の写真にしようと思ったのですが、よく見てみると荒縄のようなものは結びつけられていて少々みっともない。写真をもとに描きなおそうかとも思ったのですが、うまく描ける自信がない。近くの寺にも龍の手水場はあるのではないかと、「磯子区、龍、手水」といった単語で検索したところ、近くの森浅間神社にの手水場に龍が、本家の墓がある根岸橋近くの宝積寺に龍の彫り物があることがわかった。まず、森浅間神社を訪れてみた。
 登り口の下宮の御堂に龍の彫り物があった。なかなか立派である。嫌になる程急な参道の階段(脇にもっとなだらかな女坂がある)を登り切った本殿前の広場に手水舎があり、立派な龍が水を吐いていた。下宮の龍の彫り物と本殿前の手水舎の竜を合わせて年賀状にデザインした(上の写真)。手水舎の竜の全景がわかる写真を追加しておこう。


 家の近くには、願行寺、東漸寺、妙法寺など由緒のある(ありそう)な寺があるし、熊野神社、杉田八幡宮もあるので散歩方々訪ねてみた。東漸寺、妙法寺には鳳凰の彫り物があったが、龍の彫り物はなく、手水場にも龍はなかった。熊野神社と杉田八幡宮には龍の彫り物があったので、写真を載せておこう。上が熊野神社、下が八幡宮の龍である。



 宝積寺にも出かけた。子供の頃は当時走っていた市電で根岸橋から一つ北の天神橋近くに住んでいたので、この辺りはよく知っている。七五三の祝いには根岸の八幡宮に行った。根岸の八幡宮は根岸小学校の隣にあって(というより、根岸八幡の寺子屋が根岸小学校になった)私の両親はともに根岸小学校の出身だからなじみもあったのだろう。ただ子供の頃、根岸八幡宮、八幡橋八幡宮、岡村天神、堀ノ内の子の神神社など、神社の境内には気楽に出入りしたが、宝積寺以外の寺にはあまり行った記憶がない(堀ノ内の寶生寺は例外で、何回か行ったことがある)。寺に波紋があって入りにくかったのだろうか、或いは、お寺はお墓のあるところで、墓参り以外に行くことは敬遠していたのだろうか。
 宝積寺の手水場には龍がいたが、蔦に隠されていて、顔の一部しか見えなかった。彫り物は本堂正面にはなく、本堂の庇を支えるために突き出した梁(?)に彫られていた。宝積寺の龍の写真を下に示す。


 根岸八幡宮に行く途中にある海照寺の本堂(上)、根岸八幡宮(中)、八幡橋八幡宮(下)にも龍の彫り物があった。


 峰の阿弥陀寺、護念寺、峰白山神社、栗木近辺の栗木神社、田中神社、妙蓮寺にも足を運んだ。龍があったのは護念寺(下の写真)だけであった。


 子供の頃たびたび訪れた岡村天神、磯子小学校近くの真照寺(真照寺の寺子屋が磯子小学校になった)、磯子旧道にある金蔵院にも行ってみた。岡村天神の手水舎に立派な龍があった(下左)。真照寺はこの辺りの豪族平子氏ゆかりの寺であるが、戦災で焼けたのであろうか本堂はコンクリート製の新しいものであった。様式もインド様式というのだろうか。入り口に顔が象の神像がある。調べたところガナージャとういバラモンの神様らしい。初めてみた。境内にはいくつもの龍があった(下中左、下中右)。金蔵院にも龍の彫り物があった(下)。


 今年もよろしくお願いします。 (20240101)

   




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